母親と幼児を危険に晒すプロ市民
小平市の道路の是非をめぐる住民投票、その4回目。
当『kazukunの神出鬼没』は、実は自転車ブログなんです。
はじめは自転車で移動した多摩地区の風景・イベント等を、写真で紹介するというコンセプトでした。
(最近は音楽とテレビ番組ばかりについてばかりですが)
でも自転車への関心が薄くなったわけではありません。
もうお忘れかと思いますが、今年の2月に悲惨な交通事故が起きました。
自転車から投げ出された5歳女児、トラックにはねられ死亡 川崎
2013.2.4 14:39 [交通事故]
4日午前7時25分ごろ、川崎市幸区塚越の市道で、自転車に乗っていた同区紺屋町の会社員、佐藤めぐみさん(36)がバランスを崩して転倒、後部の幼児用座席に座っていた長女の楓ちゃん(5)が車道に投げ出されて男性運転手(47)のトラックにはねられた。楓ちゃんは頭を強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。
めぐみさんは軽傷を負ったが、前部の幼児用座席に座っていた次女(1)にけがはなかった。
神奈川県警幸署によると、めぐみさんは道路右側の歩道を走行中、前方から別の自転車が来たためブレーキをかけたところ、バランスを崩して車道側に転倒。投げ出された楓ちゃんがトラックの下に入り込んだ直後、渋滞で停止していたトラックが発進し、後輪に巻き込まれた。めぐみさんらは保育園に行く途中だったという。
道幅が広く交通量が少なければ、このような悲惨な事故は起きなかったでしょう。
3人乗り自転車はバランスが崩れやすいです。普通の自転車以上に転倒する可能性が。
でも子育て中の若い母親には、3人乗り自転車は欠かせないものと。
自転車専用レーンのある広い道路なら、全て解決する問題です。
小平市に計画予定の道路にだって、おそらく専用レーンが出来るものと。
問題の府中所沢線より都心に近い調布保谷線。
“武蔵境通り”と呼称される道路です。
武蔵境通りも以前は狭くて危険な道路でした。車が曲がり切れずに店舗に突っ込んだという事故が起きたほど。
これが現在工事中の武蔵境通り。JR中央線が高架となって、開かずの踏切は解消されました。
写真をよく見れば、工事前の道路がいかに狭かったかお判りいただけたかと。
武蔵境通りはこれといった反対運動も起きず、着々と工事が進められています。
現在西東京市と調布市は拡幅を終えてます。三鷹市と武蔵野市が繋がれば、人にも車にもそして自転車にもやさしい道路となるでしょう。
調布市深大寺近辺の道路ときたらそれはもう綺麗に整備されていて、この道路なら自転車の悲惨な事故はかなりの確率で防げます。
武蔵境通り・調布市深大寺付近
着目すべきは歩道のこの標識。
広い道路なら自転車専用レーンを設けるのも容易いのです。
3人乗り自転車も安全に通行出来るというもの。
小平市に計画されている道路の幅も深大寺と同程度、子育て中の母親が安心して自転車を転がせられるでしょう。
少子化が叫ばれて久しいですが、もっと若い母親を行政がバックアップすべきだと思います。
道路が広くなるメリットは、このように大きいのです。
しかし道路建設に反対するプロ市民ときたら、そのようなことなどお構いなし。
人命より緑や自然の方が大切ときてます。
「夏の調布保谷線 (武蔵境通り) 2012年9月 調布市・三鷹市」
2012/09/11
拡幅工事中の調布保谷線を走ります。調布市、御塔坂の先の交差点から三鷹市塚の交差点まで走行します。同区間の前回の撮影は去年(2012年)の1月ですが、東八道路から先の工事が進んでいます。
おまけ
快適な調布市のドライブも、東八道路に近付くにつれ車線が狭くなります。
それというのも1軒だけ頑なに立ち退かない分からず屋がいるせい。
交差点の近くだけに、交通量が多ければたちまち渋滞に。
道路というものは、たった1軒立ち退かないだけでこの有様。
府中市・国分寺市・東村山市の作った道路が、小平市の反対で使えないものとなる可能性も。
5月26日の住民投票、どういう結果が出るでしょうか?
↓武蔵境通りも玉川上水を跨ぎます。
しかし自然や緑を守れという反対運動は、管理人の耳には入ってきてません。
多摩地区の劣悪な道路環境が改善されるなら、歓迎こそすれ反対などもっての外なのでしょう。
三鷹市は立ち退きが着々と進んでいる模様。
解体工事の車両が右手に見えます。
三鷹市の道路が調布市のように快適になるのも時間の問題。
南多摩に暮らす人達が羨ましいです。
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