緊急輸送道路の確保
緊急輸送道路は、救命救急・消火活動、物資の輸送、復旧復興の大動脈であり、建物の倒壊により道路がふさがるのを防ぐことは、都民の生命と財産を守るとともに、首都東京の機能を維持するためにとても重要です。
小平市の道路建設の是非をめぐる住民投票、その5回目。
3.11.の記憶は、消そうたって消せるものでは。
震災がいつ襲ってくるのかは、誰にもわかりません。
万一の場合に備えインフラを整備し、犠牲者をなるだけ出さぬようにしなければ。
震度6以上の地震が発生した場合東京都では幹線道路の交通を規制、緊急車両以外の一般車両は走れなくなります。
しかし道幅が狭いと、緊急車両が通行できなくなるというケースも。
瓦礫に阻まれた道路では、人命救助・救急搬送・消火活動のいずれも困難に。
食糧・水・医薬品・毛布……が運ばれるのにも、時間が掛かってしまうでしょう。
震災時に広い道路がどれだけ人の命を救うか、少し考えればどなたにもわかると思います。
地震が起きたら電車・バスはストップするので、多くの方が帰宅困難者いわゆる“帰宅難民”とならざるを。
もしこれらの人々が車道に溢れてしまったら、これもまた緊急車両の通行の妨げになります。
歩道もなるべく広い方が良いでしょう。
しかしそんなことはちっとも考えないのが、自然保護を唱えることで都の道路計画を潰そうとする市民グループ。
プロ市民は行政のやることには何でも反対し、それを左翼系マスコミが支援するのは今に始まったことではありません。
今回の小平市の住民投票も、まったく同じ構図。
東日本大震災の教訓を忘れてしまった愚か者達としか。
しかし小平市議会は愚かではありませんでした。
住民投票は行われますが、投票率が50%に達しない場合は開票が行われません。
プロ市民の連中にとっては、たいそう高いハードルなのは確か。
ちなみに今年四月に行われた市長選挙、投票率は37%でした。
小平市は国政選挙でも棄権率は高いほう。
道路建設賛成派は投票には行かず、休日を有意義に過ごした方が得策です。
ニュース映像でも同じ考えの方がいました。
小平市民は「棄権しようかなと」
小平市の有権者数はこちら。
有権者数:14万5648人(5月15日現在)
約8万人弱が投票に行かなければ、住民投票は無効となります。
原子力発電所や無駄なハコモノとは違い、道路は生活に密着してます。
道路建設反対運動に賛同する方がどれだけいるのかはわかりませんが、賛成派の管理人としては50%に届かぬことを祈るのみです。
おまけ
橋の建設で緑が失われるとされる玉川上水、このマップを御覧下さい。
緑のマークが橋のある場所。これだけの数の橋が架かっているのです。
ですが橋があることで自然が破壊されたとはこれっぽっちも。
玉川上水の緑は、たった36m削られたくらいではビクともしないのです。
その一つが新小金井街道・茜屋橋。
新小金井街道・茜屋橋
新小金井街道と玉川上水と交差する地点で、小金井市と小平市の市境付近にかかっている現在の橋は、昭和54年(1979)に架設。
小平市では現在もっとも幅が広い橋です。
ところで開かずの踏切で全国的にも有名になった武蔵小金井駅。
この駅東側の踏切、ラッシュ時は1時間に55分も遮断機が下りてました。
(JR中央線の高架化で踏切はなくなりました。つい最近のことです)
小金井街道はこの踏切の存在で、不便きわまりない道路でした。
迂回路となっていたのが新小金井街道。
もし新小金井街道がなかったらと思うとゾッとします。
その新小金井街道が全面開通となったのが、2006年3月。
(↑↑西武新宿線との立体交差。アンダーパスです)
道路建設にはやたらと時間が掛かります。
その主な原因は立ち退き問題にあると思いますが、茜屋橋の架設から四半世紀でやっと工事が終了です。
道路は着工が早ければ早いほど、市民生活を便利にします。
多摩地区は“新”の付いた道路でないと不便で不便で。
問題の府中所沢線に並行する府中街道(←“新”が付いてません)も、小金井街道同様使い勝手が悪いときてます。特に朝は渋滞が酷くて。
新たな道路の建設は、どうしても必要なのです。
↓道路の建設前から立ち退きを拒否している反対派。たとえ工事が始まってもおそらくゴネまくるでしょう。管理人も立ち退きを経験していますが、前に暮らしていた土地ではゴネる住民はいなかったと記憶。都営地下鉄大江戸線・西新宿五丁目(清水橋)駅の真上が昔住んでいた場所です。
西新宿五丁目駅(にししんじゅくごちょうめえき)は、東京都新宿区西新宿五丁目にある、東京都交通局(都営地下鉄)大江戸線の駅。駅番号はE 29。「清水橋」という駅名併称がある。読み仮名が12文字あり、東京の地下鉄駅としては読み仮名で最も長い。
「都営地下鉄大江戸線 六本木駅ホームドア」
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