『私の嫌いな探偵』　第３話「巨大イカは見たっ！イカ神家の一族の殺人」〔剛力彩芽〕

２０１４年１月スタート！！　金曜ナイトドラマ『私の嫌いな探偵』

　２０１４年１月放送開始の金曜ナイトドラマ、『私の嫌いな探偵』。

　主演は剛力彩芽さん＆玉木宏さん。

　剛力さん演ずる二宮朱美は、鵜飼（玉木宏）に家賃1か月1万円で事務所を貸し出す二宮ビルヂングの大家。ミステリーが大好きな烏賊川市立大学生で女子ミステリー研究会会長。何故か行く先々で顔を鳥類に例えられている。何かと料理を振舞いたがるが、あまり美味しくない。推理力はあるが金にうるさい鵜飼を「最低」と言いつつも、家賃値上げや依頼料の嵩増しなどを楯に鵜飼を強引に働かせ、自身も事件現場に赴く。俊足且つ一撃必殺の足技を持つ。

　一方玉木宏さんの役柄は、金持ち相手の迷い犬猫探しや浮気調査などを専門とする「鵜飼探偵事務所」所長兼探偵・鵜飼杜夫。探偵としての仕事に矜持を持つが、金にならないことに関しては無関心。謎解きには興味はあるが、犯行動機など事件の背景には一切興味がない。事務所の家賃が1か月1万円に釣られて二宮ビルヂングに引っ越しした。ホームレスの情報屋を抱えており、千円札で情報提供を求める。決め台詞は『この事件、見えた！』。

　この新たな凸凹コンビの活躍で、事件が解決するのです。

　とは言っても二人の推理力には疑問符がいっぱい！？　朱美の推理は頭に“妄想”がつくほどハチャメチャですし、鵜飼も捜査の過程での推理が間違っていることも（←それを鋭く突くのが朱美）。

　管理人はこのドラマを２回視聴、最後まで付き合うことにしました。

　大好きなパロディ・小ネタがいっぱい出てくるのが、視聴継続の理由。この枠で好評を博した『ＴＲＩＣｋ』『時効警察』と同じ匂いがするからです。

　例えば第３話の予告では。

　朱美「謎解きしますよね」

　鵜飼「します」

　朱美「ディナーのあとですか？」

　鵜飼「ディナーのあとじゃ遅いですね」
　
　朱美「クーーーーッ！！」

　画像を見れば一目瞭然、原作はどちらも東川篤哉さんなのです。

　パロディ・ネタをもう１つ（第２話から）。

　朱美「音楽かけます？　やっぱり探偵はクラシックですか、それともジャズですか？」

　鵜飼「私は音楽は聴かない主義です」

　朱美「そうなんですか、すっごく聴きそうに見えるけど。てゆうかピアノとか弾きそう、つかつか指揮とかやっちゃいそう」

　鵜飼「お帰り下さい」

　朱美「音楽いいですよ、気分が盛り上がりますからね」

　元ネタは勿論玉木さんの代表作である、『のだめカンタービレ』です。

　さて本日（１月３１日）放送の第３話は、またもや“呪われた一族”による惨劇が繰り広げられそう。

2014年1月31日
第三話「巨大イカは見たっ！イカ神家の一族の殺人誰かが嘘をついている死体消失のトリック」

　烏賊川市にある烏賊神神社、そこの宮司であり烏賊神家の当主でもある烏賊神権造（六平直政）から調査の依頼を受けて神社を訪れた鵜飼（玉木宏）と朱美（剛力彩芽）。その依頼内容とは、烏賊神家の長男・真墨（渡辺邦斗）が付き合っている女・梶本伊沙子（梅舟惟永）について調べてほしい、というものだった。

　権造によると、伊沙子は詐欺まがいのことをしているという噂があり、複数の男から金をせしめているところも目撃されているそう。実際、真墨も最近、出費が多くなっているということだった。
　「成功報酬、はずむから」というひと言で依頼を引き受けた鵜飼。その矢先、社のほうから女性の悲鳴が聞こえる！

　悲鳴の主は巫女の美穂（尾高杏奈）。「“逆さまの祠”で女の人が死んでいる」という美穂の言葉を聞き、現場に行ってみた朱美と鵜飼だったが、そこには死体も何もなかった…。

　しかし「死体消失のトリックだ」と騒ぐ朱美とともに、再び“逆さまの祠”に戻った鵜飼は、今度こそ伊沙子の死体を発見！　砂川（渡辺いっけい）、三木（安田美沙子）もやってきて、本格的に殺人事件として捜査が始まる。

　「呪われし烏賊神家の一族」
　「消えた死体」
　「長男の恋人の死をめぐり、一族を襲う黒い呪縛」

　このマスクが登場しただけで、横溝正史原作『犬神家の一族』だとすぐにお判りに。

　そしてこんなゆるキャラもどきまで。

　「いかがわしき謎の巨大イカ」
　「華麗な歴史に隠された哀しき真実…」
　「そして新たな犠牲者が…」

　↑玉木さん、白目剥いて二の線捨てちゃってます（笑）。

　今夜放送の第３話、観たくなってきましたでしょうか？

　きっと管理人のようなパロディ好きを、満足させてくれるものと期待してます。

　↓それにしても烏賊のゆるキャラもどきが、どう事件に絡んでくるのやら。タイトルにもあるくらいなので、案外重要な存在なのかもしれません。