こんなレトロなフード自販機が日本にまだ残っていた Part.2
日本にはいったい何台の自動販売機が設置されているのでしょう?
その数たるやきっと膨大なものに違いなく。
しかし前回の記事で紹介しためん類自動販売機となると、有形文化財並みの貴重な存在と。まさに絶滅寸前!!
前回の記事では、富士電機めん類自動販売機の調理のしくみを紹介しました。
今回は日本に10台とない、川鉄のめん類自動販売機を。
コインを入れると内側では27秒(富士電機製より2秒多くかかります)という超短時間での完成に向けて動きが始まる。
まずループ上にセットされたカップが自販機右側の調理スペースに滑るように送り込まれ、熱湯が注ぎ込まれる。
ここまでは富士電機製とほぼ一緒。違うのは湯切りの方式。
遠心力を使って排出していた富士電機。
川鉄は傾斜式を採用してます。
器を斜めにしてお湯を排出。この方式だと、麺の上に具を載せても大丈夫(富士電機製のは遠心力で飛び散らないよう、麺の下に具が入ってます)。
上から見た画像がこちら。
器の半分程の四角い蓋が、具と麺が落下しないようせき止めているのです。
この方式だと料理の見た目が綺麗に仕上がります。
遠心力での湯切りは麺がほぐれやすいという利点があるので、優劣はつけられませんね。
川鉄計量器めん類自販機
富士電機製がメニューが2種類なのに対し、川鉄製は単品。
この違いが現存する自販機の数にあらわれているものと。
2014年現在川鉄自販機が設置されているのは、山形・京都・愛媛の3箇所のみなのだそう。
「川鉄自販機そばの作り方 ドライブインアメヤ 山形県天童市」
「川鉄ラーメン自販機調理工程 ドライブインダルマ 京都府舞鶴市」
調理のカウントを知らせるのは、取出口まで続いているランプ。
こちらはニキシー管表示だった富士電機製に軍配があがります。
さてこのレトロなフード自販機。
NHKのローカル・ニュースでも取り上げられてました。
群馬県前橋市にあるお店の様子を御覧下さい。
「96歳!! 星野さんの自販機コーナー 群馬県前橋市」
本来無人が当たり前の自販機設置店。96歳の星野俊一さんが話し相手となり、身体も心も暖まるというお店でした。
↓どうして自動販売機は、飲料ばかりになってしまったのでしょう。おまけに消費税が上がる度に便乗値上げ。企業努力が足りないとしか思えません。

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