2012年7月25日(水) 「ウルトラマン列伝」
「倒せキングジョー!ウルトラ警備隊西へ!!」
神戸へ飛来したペダンの宇宙船は、合体して強大なロボット・キングジョーへと姿を変え、立ちはだかるセブンを大苦戦に陥れる。ついに神戸港は火の海と化してしまう…。
ウルトラマンシリーズ45年間の歴代作品から、名作・人気エピソードをピックアップ!単なる再放送にとどまらず、初代ウルトラマンから最新ヒーローであるウルトラマンゼロまで歴代ウルトラマン・人気怪獣が続々登場する「スペシャル総集編」や、TV初放送となる「劇場映画作品」など、毎週多彩な切り口で放送。昭和~平成を彩るウルトラワールドを親子そろって楽しめるウルトラマンシリーズ45周年を飾る特別記念番組です。
「キングジョー VS. ウルトラセブン」
なかなか「ウルトラマン」「ウルトラセブン」が放送されない「ウルトラマン列伝」ですが、今週の水曜日は最強合体ロボット・キングジョーが観れました。
「ウルトラセブン」初の前後編。ロケ地は京都・神戸です。
「ウルトラマン」の「怪獣殿下」もそうでしたが、関西を舞台のエピソードはスポンサーの本社が大阪にあったせい。
ストーリーの鍵を握るのは、金髪美女ドロシー・アンダーソン(←フルネームで覚えてました。幼心にもときめいていたのかも。今観直してもかなりの美女)。ペダン星人に関する資料は、すべて彼女が持っていたのです。
サングラスの男に追われている被害者と思いきや、実はペダン星人のスパイなのでした。
本物のドロシー・アンダーソンは、侵略者によって誘拐されてしまったのです。
「ウルトラセブン」には外国人俳優がよく登場しますが、これは海外セールスを狙っての事でしょう。
ちなみにサングラスの男・マービンの吹き替えは、ルパン三世の山田康雄さん。
モロボシ・ダンは神戸タワーの望遠鏡で、彼女を発見。
協議の結果、警備隊側は武器の研究の中止・ペダン星人は地球からの退却を約束。
その証として、本物のドロシー・アンダーソンを返すと。
約束は守られたかにみえましたが、ドロシーの記憶はペダン星人によって消されていたのでした。
宇宙からはペダン星人の宇宙船団が、地球に向かっているとの報告が。
そして神戸港に、再びキングジョーが現れます。
この神戸港のセットが素晴らしいのなんのって。
「ウルトラセブン」は製作費の赤字がかさんで次第に大掛かりなセットが組まれなくなりますが、「ウルトラ警備隊西へ」はまるで映画のワンシーンのよう。
所狭しと並べられた船舶は、自前なのかそれとも東宝映画のお下がりなのか?
神戸港での対決は、「ウルトラセブン」名場面の一つです。
キングジョーの強さは、「ウルトラマン」のゼットン並み。
セブンのあらゆる技も、跳ね返してしまいます。
弱点は倒されると自力では起き上がれない事。
4つの宇宙船に分かれる事で、難を逃れました。
元祖合体ロボット・キングジョーです。
アンヌ隊員の尽力で、ドロシーの記憶が回復。
ロボットに有効な爆弾の開発に着手します。
神戸港でも劣勢のセブンでしたが爆弾の到着を察したのか、ロボットを羽交い絞めにし命中させやすい態勢に。
新型爆弾は、見事にロボットを粉砕します。ロボットの倒れ方にも注目です。
侵略を諦め逃亡を図るペダン星人の宇宙船も、セブンによって木端微塵に。
放送は後編のみでしたが、それでも見応え十分でした。
「ウルトラセブン」には数々の名作がありますが、「ウルトラ警備隊西へ」はその白眉といっても。
テレビ東京さん、もっと「ウルトラセブン」を放送して下さいよ。お願いします。
「ウルトラセブン」、残り36話。
↓最強ロボット・キングジョーと宇宙恐竜ゼットンを戦わせたら、どちらが強いんでしょう? 夢の組み合わせです。
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