「ウルトラセブン」に挑戦!! Vol.7
検索に一切頼らず「ウルトラセブン」全48話を思い出す、その7回目です。
60年代~70年代は、家庭用のVTRがありませんでした(あったとしても大変高価な代物)。
気軽に番組を録画・保存できるようになったのは、80年代に入ってから(ベータとVHSの規格争い、なんてのもありましたっけ。当時ベータを選択した方は、貴重な録画が台無しに)。
しかしお気に入りの番組は、何度も繰り返し楽しみたいもの。
60年代ビデオテープの代わりだったのが、ソノシートなのです。
ソノシートとは、片面のみ再生の半透明な円盤。レコードが高価だった時代は重宝されました。
上記の画像はサンプルとして。
新たにオリジナルのドラマが作られたものと、番組の音声を編集したものの2種類に分けられます。
我が家にあったソノシートは「空間X脱出」、後者にあたります。
大気圏に疑似空間を作り、獲物を待ち構えるベル星人登場の回。
スカイダイビングの訓練でソガ&アマギ隊員が着地したのが、その疑似空間なのでした。
疑似空間は、一見霧の深い森のよう。ですが其処には数々の危険なトラップが待ち構えていました。
ヒル、底無し沼に続いて現れたのは、クモの怪獣・グモンガ。
宇宙グモ・グモンガ
ガスのようなもの噴射して獲物を狙うグモンガ。武器を携帯していなければ、危うくやられるところでした。
二人を救出に向かうウルトラホーク1号。遭難した隊員のビデオシーバーの電波は、怪しげな雲からでした。雲へと突入するウルトラホーク1号。
二人を救出したかに見えたその時です。
脳を狂わす鈴の音を鳴らしながら、ベル星人が登場。
音波怪人ベル星人
この鈴の音はウルトラセブンを大いに苦しめます。苦戦の末敵を倒すと、霧の深い森は姿を消していくではありませんか。急いで脱出するウルトラホーク1号でした。
「ウルトラセブン」にはもう1話、似たような話があります。
「散歩する惑星」がそれ。宇宙から島の形に似た惑星が、大気圏を抜け地球防衛軍基地に接近してきます。
調査に向かったウルトラホーク1号ですが、攻撃を受け島のような惑星に不時着。
人影ひとつないその島には、建物がポツンと。潜入する隊員たちですが、逆に閉じ込められてしまいます。中は機械類が所狭しと。惑星には強力な電磁波が張り巡らされていて、機械を止めない事にはどうにも。
ダンの考えでは、この惑星は時限爆弾の可能性が。防衛軍も激突に備え、新兵器の発射を準備します。
やっとのことで建物のロックを解除しましたが、ウルトラホーク1号は故障で脱出不可能。
するとそこへ現れたのは、怪獣リッガーでした。
メカニズム怪獣リッガー
電磁波でセブンに変身出来ないモロボシ・ダン。第3のカプセル怪獣・アギラを、リッガーと戦わせます。
建物を爆破し電磁波が消えたところでセブンに変身。アイスラッガーでリッガーの首を切り落とすも、まだ生きていました。惑星を誘導していたのは、怪獣の頭部なのです。
セブンは頭部を抱え飛び立ち、惑星もその後をついていきます。タイムリミットがきて惑星は大爆発、地球防衛軍は守られたのです。
「ウルトラセブン」では数少ない再生怪獣リッガー。元の着ぐるみは、恐竜戦車の恐竜だそう。
今回の動画は、ウルトラホーク1号を取り上げてみました。
「ウルトラセブン ウルトラホーク1号(発進~分離~合体)」
映像にはありませんが、発進の際の英語アナウンス"Fourth Gate, Open!"にはしびれたもの。
声の主が満田かずほ監督というのは、ファンなら周知の事実です。
飛行機が空中で分離したりドッキングしたり。素晴らしいアイデアです。
「ウルトラセブン」、残り34話。
↓今のところ順調に思い出せてます。たぶん数字が一桁あたりから、苦しくなるのでしょうね。
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