「ウルトラセブン」に挑戦！！　Vol.9〔温泉ＧＯ！ＧＯ！ＧＯ！／サンダーバード〕

「ウルトラセブン」に挑戦！！　Vol.9
　　　　「ケロロ　温泉ＧＯ！ＧＯ！ＧＯ！　であります」

　前回の「冬樹　ノントルマの使者　であります」が、「ケロロ軍曹」に於ける「ウルトラセブン」パロディのラストだと思ってました。

　しかし第２７話「ケロロ　温泉ＧＯ！ＧＯ！ＧＯ！」も、明らかに「ウルトラセブン」のパロディ！！

　■第27話　2004/10/02（土）O.A.

　　　Aパート「ケロロ父キタル父カエルであります」
　　　 ○主な原作相当エピソード
　　　　　　第拾七話「肉親来訪迎撃大作戦。…の巻」（コミックス第2巻所収）

　　　Bパート「ケロロ温泉GO！GO！GO！であります」
　　　　○主な原作相当エピソード
　　　　　　第参拾八話「灼熱脱出！地底怪進撃！！…の巻」（コミックス第5巻所収）

　とある会議でケロロは、地下の浴場に天然温泉を引く計画を持ち掛けます。

　天然温泉には“よみがえり効果”があると力説するケロロ。

　何かと萎みがちな侵略への意欲をよみがえらせるためにも、この計画を成功させたいと。

　隊員も賛成し、実行に移す運びに。

　ここで温泉のあれこれが、一枚絵に描かれるのですが。

　ラドン温泉にご注目！！

　どう見ても「空の大怪獣　ラドン」です。でも本物のラドンは、口から火のようなものは出せませんけど。

　ちなみに外国では「ラドン」ではなく、「ロダン」と呼ばれてます。

　何故名称が違ったのか、理由が知りたい管理人です。

　ケロン軍最新鋭地底探査機「マグマスイマー」。これを使って源泉を掘り当てるとケロロ。

　元ネタは地球防衛軍配備の、「マグマライザー」

　「マグマライザー」

　なんと「マグマスイマー」も商品化されてるようで。

　いざ地底探検の旅へ発進！！

　順調に地底を掘り進むマグマスイマーでしたが、地下には巨大な空洞がポッカリ！！

　その空洞には得体のしれない遺跡が眠っていました。

　古代銀河標準語で書かれた文字を解読すると、この遺跡は惑星制圧兵器なのだと。

　システムはまだ生きており、内部から兵器が顔を出します。

　惑星制圧兵器の攻撃！！

　クルルが気紛れにつけたバリアで、なんとか無事だったケロロ達。

　対抗できるものはないかとクルルに尋ねるギロロ、すると黄色いボタンを押してみろとの返事が。

　するとドリルが引っ込み、メガ粒子砲ＫＲＲ　１０－ＳＡＩが現れます。

　メガ粒子砲の威力は凄まじく、惑星制圧兵器を一撃で仕留めます。

　執拗にマグマスイマーに攻撃を仕掛ける惑星制圧兵器たち。

　惑星制圧兵器の攻撃と、クアハウスでくつろぐ日向秋＆夏美母子（電気風呂・サウナ・マッサージ）との対比が面白いです。

　やっとのことで攻撃から逃れるケロロ達ですが、惑星制圧兵器が地上に出れば大変な事に。

　Ｕターンしてイチかバチかの賭けにでます。

　エネルギーが残り少ないので、チャンスは一回きり。惑星制圧兵器の頭上から攻撃します。

　攻撃は見事成功！！　

　しかしマグマスイマーは損傷が激しく、エンジンが停止してしまいます。

　地上に還れなくなったケロロ達。しかしケロロは前向きです。ひとっ風呂浴びていこうと、ツルハシを手に。

　それならばとタママが、タママインパクトをお見舞いします。

　タママインパクトは、見事源泉を掘り当てます。

　すると奇跡が起こりました。温泉の“よみがえり効果”でマグマスイマー復活です。

　地上に向かうマグマスイマー。

　しかしナビゲーション・システムの故障で、ケロロ達の基地とは違う方向へ。

　マグマスイマーはあろうことか、クアハウスの女湯に！！

　ビックリ仰天の秋＆夏美。

　ケロロの仕業と判り、怒りを炸裂する夏美です。

　その目は、惑星制圧兵器とソックリなのでした。

　クアハウスは日本一豊かな温泉として、繁盛したそうです。

　アニメ本編を御覧になりたい方は、こちらのＵＲＬを。

　　　　http://www.anime44.com/keroro-gunso-27-keroro-gunso-episode-27

　パロディの元ネタは、「地底ＧＯ！ＧＯ！ＧＯ！」。

　ウルトラセブンが地球へ来た時、一人の勇敢な青年と出会いました。

　その青年は仲間と登山していたのですが窮地に陥り、自らザイルを切って仲間を助けようと。

　落下していく青年、するとウルトラセブンが飛んできて彼の命を助けます。

　自分の命を犠牲にしてまで仲間を助けたのに感動し、セブンは青年と同じ姿に変身するのでした。

　炭鉱で地震による落盤事故が起き、鉱夫が生き埋めになるという事件が発生。

　その鉱夫こそ、セブンが地球で助けた青年でした。

　ウルトラ警備隊による、彼の救出作戦が開始されます。地中へ掘り進むマグマライザー。

　しかし突然身動きがとれなくなり、塞いでいる壁を爆破するモロボシ・ダン。

　身動きはとれるようになりましたが、ダンは行方不明に。

　ダンを探す隊員達の前に、巨大な建造物が姿を現します。どうやら地震源はこの建造物らしく。

　その頃ダンは、ロボットによって囚われの身に。

　ロボットの全身がこちら。ユートムと名付けられてます（物語の中では呼称されなかったような）。

　この画像だと巨大ロボットにも見えますが、高さは３ｍ弱です。

地底ロボットユートム
第17話「地底GO! GO! GO!」に登場。
身長：2.8メートル
体重：2トン
　ウルトラ警備隊が発見した謎の地底都市を警備する人間型の二足歩行ロボットで、右手は光線銃、左手は打撃用の丸い鉄球となっている。独特の言語を操り、光線銃で地底都市の侵入者を排除する。所属、あるいは任務などにより胸のプレートの模様が異なる。弱点は頭で、ビーム攻撃を受けると体中にスパークが走り、膝をついて前のめりに倒れてしまう。ウルトラガンで倒せる程度の相手だが、拷問台から脱出したセブンはワイドショットで倒している。
　彼らが警備していた地底都市は誰がどんな目的で作ったのかは、一切解明されないまま爆破された。

　巨大建造物内部は複数のユートムが、厳重な警備をしているのでした。

　ダンを探しながらも、次々とロボットを撃退していく隊員達。

　建造物の爆破にも着手します。

　ユートムにウルトラアイを奪われていたダンでしたが、隙をみてセブンに変身。

　青年の救出へと向かいます。

　マグマライザーにて青年を保護、ダンに戻り隊員達と地上へ向かうのでした。

　青年の無事を喜ぶ一同、そして地下建造物が大爆発。謎の地震源は破壊されたのでした。

　英語版ですがYouTubeに映像がありました。あらすじはもう知っているので、台詞が判らなくても大丈夫かと。

　「Ultraseven the origin of Dan Moroboshi episode 17 remastered.」

　地底でのレスキューといえば、この作品も忘れられません。

　イギリスで制作された人形劇、「サンダーバード」のジェットモグラです。

ポッド(コンテナ)メカ
サンダーバード2号のポッドにより輸送される、各種専門救助装備。
　ジェットモグラ（The Mole）
　地底を進むドリルメカ。救助活動に参加する頻度が高い。ジェットモグラは玩具での名称であり、番組の日本語訳では英語名の直訳である「モグラー」としか呼ばれていない（ウィキペディアより）。

　ジェットモグラは、サンダーバード２号によって運ばれます。

　ポッドに搭載された車両は、こちらの映像に詳しく。
　「Thunderbird 2 pod machines!!」

　サンダーバードといえば、プラモデルの箱絵でも有名です。小松崎茂さんの絵は、迫力満点でした。

　小松崎さんは東宝特撮映画との関わりも深く、「地球防衛軍」「宇宙大戦争」「海底軍艦」「マタンゴ」「宇宙大怪獣ドゴラ」のデザインを担当しています。