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別冊映画秘宝ウルトラセブン研究読本 (洋泉社MOOK)〔超兵器R1号〕

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 「ウルトラセブン 第26話 超兵器R1号」


 ギエロン星獣とは、円谷プロ制作のTV特撮番組『ウルトラセブン』に登場する怪獣である。
 別名「再生怪獣」。
 二股に分かれた頭部を持つ鳥類のような姿が特徴で、翼に当たる両腕がブレード状になっている。
 新たにウルトラ警備隊が導入予定であった新兵器“R1号”。
 その威力を試すため金星によく似た死の星であるギエロン星を標的にした実験が行われた。実験は成功し、ギエロン星は跡形も無く吹き飛んだが、死の星と思われたこの星にも実は生命体が存在していて、それが突然変異により怪獣化したのがこのギエロン星獣である。
 武器は口から放つ放射能性の毒ガスと腕から撃つリング光線。そしてたとえバラバラにされても一夜で再生復活できる生命力が自慢。アイスラッガーすら通用しない硬質かつ鋭利な刃物で構成された腕や頭部も武器となる。
 誕生後に一路地球へ向けて侵攻、自分に向かって来た隕石も頭部で粉砕してそのまま地球に降り立つ。その時はウルトラ警備隊の攻撃で殲滅されたかと思いきや、その日の夜の内に砕けた破片が集結して再生を遂げてしまい、これにはR1号よりも強力なR2号の使用すら検討された。
 翌日再びウルトラ警備隊と交戦、さらにウルトラセブンも現れて両者は激突する。花咲く大地の上での激しい戦いの末ギエロン星獣は片腕をもぎ取られ、最後にはセブンのアイスラッガーで首を切り裂かれて絶命。もはや再生する事もなくそのまま息を引き取った。
 この事件はR1号の研究者の間でもかなりの衝撃を与え、これ以上のRシリーズの開発は一応見送る方向になった。
 『ウルトラセブン』が放送されていた当時、アメリカとソビエトの間で冷戦の機運が高まっており、今回の話は両国が推し進めていた核抑止力の連鎖を風刺したストーリーとなっているのが特徴で、このギエロン星獣も悲劇的な誕生経緯、そしてその最期と相まってファンの間でも非常に印象深い存在として認知されている(ニコニコ大百科より引用)。

kazukunの神出鬼没-ギエロン星獣 01


kazukunの神出鬼没-ギエロン星獣 02


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kazukunの神出鬼没-ギエロン星獣 05


「ウルトラセブンに挑戦!!」 終了のお知らせ

 2月上旬に再アップで特集した「ウルトラセブンに挑戦!!」は、今回をもちまして終了する運びとなりました。

 ラストで紹介したエピソードは第26話、悲劇の怪獣ギエロン星獣が登場する「超兵器R1号」。

 何故終了するかというと、昨年の秋にこんな本が出版されていたからなのです。

「別冊映画秘宝ウルトラセブン研究読本 (洋泉社MOOK)」

kazukunの神出鬼没-研究読本

 管理人は情報を入手するのが遅いので、年が明けてやっと入手したという次第。

 というのもあまりに内容が素晴らしいせいなのか、売り切れ状態が長い間続いていたからなのです。

 詳し過ぎる虎の巻を入手してしまった以上、シリーズの継続は無理と判断しました。

 アマゾンのレビューでも、絶賛する文章ばかり。その一例を。

セブンファンなら必携の書です!!, 2012/10/30
◆前説
 ウルトラセブンを扱った書籍で名著と呼ばれるのは
 ●小学館('78年秋) 別冊てれびくん(2)ウルトラセブン/●朝日ソノラマ('79年1月) ファンコレ11ウルトラセブンの2冊ではないかと思います。
 (単独ではありませんが、’87年発行の講談社ウルトラマン大全集1(第一期ウルトラを特集)も名著でした。)
 上記の2冊は「ウルトラセブンの凄さ、素晴らしさを伝えたい!」という勢いが誌面から発せられ、当時田舎の小学生だった自分も圧倒された記憶が有ります。この2冊は真っ黒になるほどに読み込み、今でも大切に持っています。 もうこんな名著に巡り合うことは無いと思っていたのですが、33年ぶりに奇跡が起きました!
◆本書の特徴/購入ポイント
 まず圧倒的なインタビューの数です。キャストは森次さん、ひし美さん、古谷さん、毒蝮(石井)さん、満田監督は勿論の事、なぜか女優陣限定ですが、ゲスト俳優(ピット星人:高橋札子さん、ゴドラ星人:水上竜子さん、アンドロイド01:小林夕岐子さん、真理アンヌさん、そして牧れいさん・・・、その他大勢!)
 特に佐原健二さん×黒部進さん×森次晃嗣さん×満田Pの対談はファン必読です!
 ひし美さん×金子修介監督対談も面白いです。
 個人的には名ナレーター浦野光さんがお元気でインタビューに応えられているのが、本当に嬉しかったです。
・スタッフ
 池谷仙克氏(美術)、上原正三(脚本)、藤川桂介(脚本)、倉方茂雄(電飾)、冬木先生(音楽)、etc!もう、書くのが疲れるほどのインタビュー数です。
 白石雅彦氏が編集されたコメント集は、橋本プロデューサーから始まり、熊谷健さん、佐川特技監督と、こちらも書くどころか数えるのが、大変なくらいのコメントが載っています。
 上記だけでも、もう大満足なのですが、その他、掲載されているスチール写真は、初見のもの(特に特撮シーン撮影)が多く、人物スチールも、既出ものとアングル違いなのですが、随分イメージが違って見えるものを意図的にセレクトしている様子です。(映像からの転写は極力少なくしている様です。)
 12人以上の著者からによって構成されていますので、「一つの方向に偏りがちな」、編集にはなっておらず、バランスが取れていて素直に読んでいて、面白く、興味深く、何より楽しいです。
「製作45年周年を記念する」を謳ってはいないのですが、45周年に最も相応しい本と断言出来ます。昭和の2冊は「すばらしさを伝えたい!」ならば、本書は「皆で素晴らしさを再確認しよう」という趣向かも知れません。着ぐるみ担当の方の話(山村哲夫さん)の話など、本当に重箱の隅の隅まで行き届いている様な印象を受けます。
 今現在、「これ以上は望み得えないウルトラセブン本」と言い切ってよいと思います。
 私の拙文より、まずは是非、手に取って読んで見て下さい。あなたがセブン好きならば、そのままレジに向かうでしょう(笑)。
 セブンファンの方なら、Amazonの「1クリック購入」で購入されても、後で「損した」とは絶対に思わせない内容です。(洋泉社のHPも参照されると良いですよ)
 一人でも多くのセブンファンに愛読される事を願います。


 セブンファンには必携の一冊、まだ入手されてない方はお早目に。中級者・上級者向けの本ですが、これ以上のものは当分現れないでしょうね。

 この冬は身体を壊してしまって、パソコンもろくに使えない管理人でした。しかしこの良書に巡り合えて、病床でも退屈せずに済んだほど。読み応え充分です。

 WOWOWで一挙放送を御覧になった方も大勢いることでしょう。作品の理解をより深めるためにも、定価2100円は決して惜しい金額ではありません。

 ところで円谷特撮作品関係の書籍では10年以上前に、「ウルトラセブン研究読本」と同等のクオリティを持つ「怪奇大作戦大全」が出版されています。

「怪奇大作戦大全」

kazukunの神出鬼没-怪奇大作戦大全

 2001年9月25日 第1刷発行 編者:荻野友大 白石雅彦 なかの★陽
 発行所 株式会社 双葉社


 2012年東映ビデオからBOX-SET2組が発売されて、我が家で好きな時間に観られるようになった「怪奇大作戦」。

 「怪奇大作戦大全」も、併せて購入しておきたい一冊です。

 「ウルトラセブン研究読本」は、出版の時期が遅かったのがなんとも。作品誕生から45年を経過しているので、故人となったスタッフも数多く。実相寺監督・脚本家市川森一さんへインタビューする機会は、永遠に失われてしまったのですから。

 しかしこの「怪奇大作戦大全」では、御二人の言葉がしっかり残っています。「ウルトラセブン」についても多少触れられているので、「研究読本」を補完する役目にも。

 この2冊の良書は、決して貴方に損はさせません。本棚のこやしとなりますよう願います。

 ↓こんな中身の濃い本を出版されては、ブロガーは書くことが無くなってしまいます(笑)。
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