カヴァー対決　その１０　高中正義　ＶＳ．　Char〔ベンチャーズ／加山雄三〕

　「１０番街の殺人」　ベンチャーズ

カヴァー・ヴァージョン対決　その１０
　　　高中正義　ＶＳ．　Char

　シリーズでお届けしているカヴァー対決、今回で目出度く２桁にのりました。

　これまでは洋楽アーティストによる対決だったのですが、初めて日本人同士によるものと。

　ベンチャーズ「１０番街の殺人」での勝負です。

　「１０番街の殺人」　高中正義

　「１０番街の殺人」　Char

　日本が誇るトップ・ギタリストの演奏でした。

　６０年代の音楽シーン、こと日本に於いてはビートルズよりベンチャーズが人気だったようで。

　彼等の年代では、ベンチャーズは音楽のルーツとみて間違いないでしょう。

　さて勝負の行方ですが、編成が豪華な高中さんと最小限のCharさん。トレモロ・アームを駆使したCharさんに軍配をあげます（高中さんのギターにも付いていたのに、使われずじまいでした）。

　Charさんがベンチャーズを熱く語った映像を発見！

　「Charが語るベンチャーズ」

　彼の人生を変えたグループ、それがベンチャーズです。

　ベンチャーズもさることながら、この方もエレキ・ギターの第一人者であります。

　現在はテレビの月～金で散歩している加山雄三さん。

　エレキ・インストのこの曲を作曲したのは彼です。勿論ギターの演奏も。

　「ブラック・サンド・ビーチ」　加山雄三とランチャーズ

　大瀧詠一さんプロデュースによる、多羅尾伴内楽團ヴァージョンもどうぞ。

　「ブラック・サンド・ビーチ」　多羅尾伴内楽團（大瀧詠一）

　ベンチャーズもカヴァーしてます。

　「ブラック・サンド・ビーチ」　ベンチャーズ

　ベンチャーズはちょっと地味かな。

　加山さんといえば、この映画も忘れてはいけませんね。

「エレキの若大将」　あらすじ　※ネタバレ
　京南大学対西北大学のアメリカン・フットボール対抗試合は、若大将田沼雄一の奮闘もむなしく、青大将石山の作戦無視のために京南大学が敗れた。やがて卒業期となり、後任の主将に雄一が選ばれた。部員を売収して、なんとか主将の地位を得ようとしていた石山は、部員を相手に大荒れしたが、中にわってはいった雄一のとりなしでおさまり、仲直りのパーティが開かれた。その帰途、石山の運転する車が、ライトバンと衝突し、ライトバンに乗っていた若い女澄子は気絶してしまった。石山は一緒に乗っていた雄一を拝みたおし身代りをたのみ、雄一は事故を示談にして解決した。しかし車の修理代を父親に断られた石山は大弱り。仕方なく雄一の発案でテレビのエレキ合戦に出て賞金を稼ごうということになった。ところが、いざ本番となってエレキのメンバーが一人足りず、近所のソバ屋の出前持ちでエレキ狂の隆を誘って仲間入りをさせた。雄一と隆のギターは冴え、不良バンド赤田の脅迫にもめげず、見事優勝した。ところが、その夜赤田を応援に来ていた令嬢路子や澄子らとともにクラブに行った雄一は、うさ晴らしにきた赤田とふとしたことがら喧嘩し大乱闘となり、警察沙汰になって一カ月の停学処分になってしまった。おまけに赤田は雄一の家業のすきやき屋「田能久」が融資をたのんだ銀行の頭取りの息子で、融資は差しどめになってしまった。怒った雄一の父久太郎は雄一に勘当をいいわたした。一方、隆はエレキ合戦の審査員をしていたプロモーター石原和子に認められ、雄一とともに日光へ演奏旅行へ出かけた。そんな時、澄子は石山をだまして交通事故の真相を聞き、誤解をあやまろうと、日光へ向った。ところが、石山をだましたことをとがめられた澄子は、ふてくされて東京へ帰った。が、そのころ東京では「田能久」が営業不能になり、家族はマンションに引っこしていた。帰ってこれを知った雄一は、隆の協力を得てエレキバンドを再編成して「田能久」再建の資金を稼いだ。この雄一の努力で見事「田能久」は再建された。再建祝賀パーティの夜今は仲直りした石山と雄一の顔は底抜けに明るかった。（ＧＯＯ映画より引用）
　「エレキの若大将　予告編」

　「夜空の星」　加山雄三
　　　　　　　　加山雄三（ギター）　　寺内タケシ（ギター）
　　　　　　　　田中邦衛（ギター）　　黒沢年雄（ベース）
　　　　　　　　二瓶正也（ドラム）

　「ウルトラマン」のイデ隊員がドラムを叩けるって御存知でしたか？　それとほんの一瞬ですが内田裕也さんの姿も。

　ラストはベンチャーズと加山さんの共演映像です。

　「ブラック・サンド・ビーチ　他」　ベンチャーズ　加山雄三

　（ＮＨＫの映像なので、すぐ削除されてしまいますよ）

　↓カヴァー対決のネタに詰まってきました。次回がありますやらどうやら。